私は、第3日本原荘で生活相談員をしています。ご利用者の生活相談や、ご家族と行政機関の窓口となって、ご利用者が高齢になって、障害があったとしても、自分らしく生活できるようにお手伝いをしています。ご利用者は、住み慣れた家で暮らし続けたくても、施設を利用せざるを得ない事情 があります。ですから、できるだけ家での暮らしに近い形のサービスを提供することや、離れているご家族との関係をつなぐのが私の仕事だと思っています。
高齢者と関わる仕事は、辛い仕事だといわれていますが、そんなことばかりではありません。どんな仕事でも苦しいこと、辛いことは少なからずあると思います。辛いなと思うとき、ご利用者の「お兄さん、ありがとう」という声や優しい笑顔に会うと、この仕事をしていて、本当に良かったと思います。
また、壁にぶつかって、どうしてよいか分からない時、悩んでいる時には経験豊かな先輩方が背中を押してくれ ま す。辛いことがあっても、それに勝る喜びに出会えます。